きのうのわたしが、おとといのわたし以上にがんばってくれたので、抱えていた原稿をすべて手放すことができた。いやあ、ほんとうによくがんばった。次の山は、ゴールデンウィーク明けの3日間。今回よりもやや小さめの山を無事のぼりきってヤッホー!と大きく叫べるように、のんびり楽しく過ごして英気を養いたい。
今朝は、いつものように弁当を作り、朝ごはんを食べたあと、コーヒーを持って隠れ家へ(1.5畳の書斎のこと)。インクが入っている引き出しごと取り出し、セーラーの「STORiA Mix YELLOW GREEN」と「STORiA Mix PURPLE」、そして「STORiA Mix専用うすめ液」を混ぜてインクを作る。明るい黄緑色に紫を1滴落とすとほんの少し緑が濃くなって、ちょうど今時分の若葉のような色になるのだ。
調子を崩している友達や、文通仲間のみなさんひとりひとりを思い浮かべながらカードを選び、今考えていることや近況などを書き連ね、早くよくなりますように、うれしいことや楽しいことがたくさんありますように、と願いながら切手を貼る。
「ひとつひとつの所作に想いを込めなさい」お茶を習っていた頃、先生からいつもそう言われていたのに、長い間すっかりこんと忘れていた。忘れていることすら気づいていなかったなと思う。文通がきっかけでそのことに気づき、最近ようやくその感覚を取り戻しはじめた気がする。そして、それはいわゆるアナログ的なことだけでなく、普段使っているSNSなどのオンラインサービスでも大切にしたい姿勢だなと思う。

今朝、ついにカモミールの花びらが開きはじめた。君たちはゆっくりと時間をかけて開くんだな、強いな、かっこいいな。わたしもそんなふうに在りたい。
