20年ほど前に購入した、ストッケのトリップトラップチェア。子どもたちが成長して、しばらく使わなかった時期もあったけれど、最近はわたしの隠れ家(作業部屋)で活躍している。ただ、なぜか座面をステップ用の板にしていたせいで、長く座っているとちょっと疲れるんだよなぁ、広いほうの座面ってどこにしまったんだっけなぁと思っていた。
今朝、ほかの探し物でいつもは触らない、納戸の最奥にある引き出しをあけてみたら、その座面がひょっこり出てきた。こんなところにあったなんて!早速きれいに拭きあげて入れ替えてみると、(あたりまえだけど)やはりしっくりくる。これなら長い時間座っていても大丈夫そうだ。
気に入ったものを手入れしながら長く使っていると、傷も凹みもすべて思い出になり、味わいになる。使い方や使う人、使う場所を変えながら時間を共にする。わたしはそういう風に暮らすことがとても好きで、そういうものに魅力や憧れを感じるんだなぁとしみじみ思う。

今日は日曜日。朝から月初の買い出しへ出かけ、午後はいつもの神社へお参りに行き、マライカでシルバーアクセサリーや雑貨を見て、買ってきた竹鈴をヤマボウシにひっかけ、庭の点検をしてまわったら夕方になっていた。

窓から入ってくる風が涼やかで気持ちいい。麓のほうから、カエルの鳴き声が聞こえてきた。そろそろホタルが飛びはじめる頃だ。

季節はすっかり、初夏。
