きのうは時間がゆるく伸びるような1日だった。めずらしく夕方5時前に仕事がひと段落ついて、買い物に行ったり、楽しみながらごはんを作ったりできたし、夜は裾上げ待ちだったDickiesを仕上げて、書きたかった手紙も書けた。
やりたいと思ったことを、やりたいと思ったタイミングでできるのってまったく当たり前ではない。わたしの少ない経験と照らし合わせても、子育てや介護など、自分以外の誰かをサポートしている状況ではかなり貴重なことだ。渦中にいるときは意識したことがなかったけれど、1日のなかで1つだけでも、少しだけでもそういう時間を持てたら、もう少しやわらかい気持ちでいられたかもしれないなと思う。
こういう小さな気づきが増えたのは、ここで日記を書くようになってよかったことのひとつだ。よかったなと思うことはもっと多く、嫌だったなと思うことはなるべく少なくなるように工夫をする。そのためには、なにがよかったのか、なにが嫌だったのか、居心地がいいってどういうことなのか、なにに気まずさを感じやすいのか、ようく知っておく必要がある。わたしは、日記を書いてわたしを知り、そこで得た気づきを工夫に変えてわたしを幸せにする。していくのだなと思う。

庭がさまざまな草でぼうぼうになってきた。表も裏も小道も、すごい勢いでぼうぼうになっている。草をかき分けて裏へまわると、ヤマアジサイが小さな蕾をつけていた。藍姫という品種で、紫がかった濃いブルーの花が咲く。ヒペリカムの蕾もふくらんでいる。週末は裏庭につづく小道を整えて、もっと気軽に見に行けるようにしたい。