名店ビルと終わらない買い物

名店ビルと終わらない買い物

きのうは、夫の買い物に付き合うために朝から藤沢へ。いくつかのお店をまわり、お昼ごはんを食べて帰る予定だったけれど、なかなか心が決まらず、結局もう一度お店に戻って決めると言いだしたので、わたしは有隣堂のあるフジサワ名店ビルをぷらぷらしながら待つことにした。

名店ビルにはじめて行ったのはいつだっただろう。確か、まだ神奈川と神戸で遠距離恋愛をしていた頃、こちらに遊びに来ていたときだったような気がする。結婚してこちらで暮らすようになってからも、本屋といったら名店ビルの有隣堂だった。近年は、商業施設の有隣堂やビックカメラの上のジュンク堂にも行くようになったけれど、ほしい本が見つかる確率が高いのはここなんだよなぁと思いながら、児童書と絵本の棚を中心にみてまわった。閉店が決まっている2027年の夏まで、あと何回来れるだろう。馴染みのある場所やモノがなくなるのは、やっぱり少しさみしい。

名店ビルには今、松本大洋さんの懸垂幕がドーンと飾られていて、フリーペーパー「名店シンブン」では大洋さんの文章と作品を楽しむことができる。お近くの方はぜひ。