きのうは午後から黒い雲がもくもく広がって、夕方になる頃ざあっと雨が降った。雷がなるほどではなかったけれど雨脚はわりと強く、ときおり屋根を激しく打っては弱まり、またしばらくすると大きな音を立てる、を繰り返した。外に出る用事がなければ、わたしは結構雨が好きだ。1日中降り続くのもいいけれど、どちらかというと夕立が好き。否応なくリセットされるというか、そこまでの流れがいったん途切れてひと呼吸つくしかない感じがいい。
わたしは裁縫や編み物が好きで、シーズンごとに何かしらを作って楽しんでいる。腕前は万年初心者レベルだけれど、自分や家族のために作っている程度のハンドメイドなのでそのくらいで十分だ。2025年春夏シーズンのテーマは「アロハシャツ」。開襟シャツを着たくて去年あたりからいろいろ探していたんだけれど、なかなかピンとくるものがなく、そんなときタイミングよく好みの型紙を見つけたので、自分で作ってみることにしたのだ。

布は、先日上野の東京都美術館へミロ展をみにいったときに、日暮里まで足を延ばして買い求めたもの。3mで1000円未満のセール品だ。涼し気なシアサッカー地で、地直しするときもあっという間に乾いた。

わたしの相棒は20年前くらいに買ったコンピュータミシン。かなり使い込んできたにもかかわらず、特に不具合らしい不具合がない。ほんとうに丈夫でよいミシンだと思う。これからも現役としてがんばってもらいたい。

きのうは、身頃・衿・ヨーク部分の組み立てまでやった。今日は袖をつけて、裾を始末して、ボタンをつけて、できれば完成までもっていきたい。
新しいものを作るときは、ぎゅっと集中するからすごく疲れるんだけど、それがたまらなく楽しい。今は手引書と首っぴきなので、手順が頭に入り手が慣れてくるまではアロハシャツを作り続けるつもり。次は、バーガンディの布で作る。
