盆栽柄のアロハシャツができたあと、その勢いをもって虎柄に取りかかった。裁断は盆栽柄といっしょに済ませておいたので、あとは組み立てて縫うだけ。今回は、手引書を見ずに手順をそらんじたあと、答え合わせをして実行する、という流れでやってみた。点数をつけるなら90点といったところかな。大きな流れはつかめているけれど、こまごましたところに少し不安がある感じ。でも、これくらいできれば「わたしアロハシャツ作れます」と言ってもよいのではないだろうか。
出来上がった虎柄アロハシャツは、想像以上に迫力があって厳つかった。かわいい色のスカートに合わせるとマイルドに、黒いマキシパンツに合わせるとさらにかっこいい感じになりそう。生地がすこし厚めなのでパリッとしてみえる。真夏には暑いかもしれない。夏の終わりに、カーディガンと合わせて着るのもよさそうだ。
ここで少し、わたしのソーイング環境について書いておく。わたしが主に作業をするのは玄関脇にある1.5畳の隠れ家(書斎)。玄関のたたきを挟んだ向こう側にリビングがある。リビングに通じる引き戸と、書斎の引き戸を閉めてしまえば、テレビの音も話し声もほとんど聞こえない。
書斎の机にはブラザーの古いミシンを出しっぱなしにしていて、手芸用品は造作の本棚の一角にスペースを作り、ダイソーかどこかの100円ショップで買ったお道具箱に入れて収納している。手持ちの布やハギレの類はバンカーズボックスに。自分との約束として、この箱からあふれないように管理すると決めている。今のところ蓋が閉まっているのでセーフ。
布の裁断はリビングにあるダイニングテーブルを使う。サイズは150×85cm。このくらいのスペースがあれば、たいていの型はとれるし、85cm程度なら手前から向こうまで一気に裁てる。
アイロンはリビングに入ってすぐ右側にある階段下収納(ウォークイン)に入れている。ソーイング中はアイロン台とアイロンを出しといて、その都度書斎から移動してアイロンをかけ、かけ終わったらスイッチを切って戻る、を繰り返す感じ。面倒といえば面倒だけど、休憩を入れるきっかけになるから、割といいんじゃないかと思ってる。
以前も書いたけれど、わたしにとってソーイングの肝は裁断とアイロン。そして、ソーイングを面倒に感じるポイントもそこなので、それらをやりやすいように環境を整えてみたらすごく楽しくなった。なにごとも、流れを作るって大事だなと思う。

ゴールデンウィーク最終日は、朝からしとしとと青葉雨。今日は映画を観たり、ちょっと丁寧にごはんを作ったりして過ごそうと思う。夜は餃子だ!